風にまかせてシャベリン

独学で英語を喋れるようになるための学習方法

オーバーラッピングは歌まね

英語でおしゃべり大好きシャベリンです。


皆さんは、仲間とカラオケに行ったときに洋楽とか歌ったりします?


最新ヒットや十八番の歌などを一通り歌い終わると決まって受け狙いで「俺は洋楽も得意なんだぜ!って」とか言ってQueenの「We Will Rock You!」のようなテンポのいい洋楽ナツメロを披露したりすることもあるよね。でもいざ歌ってみるとサビ以外の歌詞って以外と覚えていないし、英語字幕の切り替わりが早すぎて鼻歌でごまかしちゃうことありますよね。過去に何度も繰り返し聞いているんだから英語字幕を見れば歌えるんじゃね?って誰もが思うかもしれないけど、歌詞の内容をあまり理解しないでうる覚えの状態では耳で聞いた記憶だけじゃなかなか原曲どおり再現するのって難しいよね。自宅でYouTubeの楽曲を聞きながら歌詞を見て何度も歌まねしないと完コピできないんじゃないかな。


「英語耳」の著者の松澤さんは「体験コラム」の中で中学・高校時代に洋楽100曲以上の歌詞を暗記して歌えるようになり、基本語彙の3000語程度は歌詞にたくさんふれているだけで自然に使えるレベルで習得できていたそうです。オーバーラッピングはこの歌まねと同じ効果があるのです。


shabeling.hatenablog.com

英語の『聞き取り』と『意味理解』ができないのはなぜ?

  • 皆さんは「聞き流す」だけで英語が聞き取れ、意味が理解できるようになると思いますか?
  • 週1回の英会話学校や30分程度のオンライン英会話だけでどれだけ話が聞けて話せるの?
  • ニュースを聞いたり海外ドラマを見続けるだけで聞き取れ、意味が理解できるようになるのかな?

脳内データベースの音声語彙が不足している

中学、高校時代の語彙暗記と英文読解をとおして文字語彙(文字を見れば分かる語彙)は脳内データベースに十分あるのに音声語彙(音声を聞けば分かる語彙)に関しては語彙数が圧倒的に不足しています。音声と文字のリンクができていないからです。

英語特有のイントネーション、アクセント、リズムが身についていない

英語の発音も口の筋肉を使った「運動」のひとつなので、英語特有のプロソディは繰り返し反復して発声しないと身につきません。プロソディを身につけないと聞き取りも難しいです。

英語を英語の語順のまま理解できていない

英文読解の『訳読』による返り読みの弊害のため、ネイティブのスピードで速読すると英語を英語の語順のまま理解できないことがあります。正確な発音が身についていれば速読するだけで脳内リスニングしていることになります。

英語『聞き取り』と『意味理解』のカギ

それは、『オーバーラッピング』です。


オーバーラッピングは英会話に求められる能力を総合的に鍛えてくれる学習法です。リスニング・スピーキング・リーディングが、有機的に関連する形で身につきます。
『オーバーラッピング』することで音声と文字を結びつけ意味を理解することができるので英語が聞き取れるようになるのです。社会人になってから英文読解で覚えた英単語をコミュニケーションで使えるようにするためには音声と文字を結びつける『音声知覚』と英文の意味を理解する『意味理解』のための自主トレが必要です。


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リスニング力が鍛えられる

英語の音声を耳にしながらスクリプトを参照することにより、音声情報を文字情報と関連づけて把握できます。「この文章がこう話される」という勘どころが身につくわけです。正しい発音やイントネーション、リズム、語彙力を含めた聞き取り力が上がります。

スピーキング力が鍛えられる

英語コミュニケーションには発話(スピーキング)が欠かせませんが、日本国内の普段の生活で英語を使って話す機会はほとんどありません。まずは、声に出す練習が必要です。発音とイントネーション、リエゾン、さらに間の取り方も改善されます。

リーディング力が鍛えられる

音声に合わせてスクリプトを読むことは意外と大変です。じっくり読んで文型を解釈する暇も、手前の語句にさかのぼって意味を確認する暇もありません。自ずと、素早く読む、読み返さない、文章を語順通りに読んで解釈していく、という読み方が鍛えられます。

おすすめトレーニン

使用した教材

  • 『DUO3.0』

  • 『DUO3.0 / CD復習用』

レーニング内容

  • 『オーバーラッピング』

  毎朝20~30分・1カ月
  20例文(1例文・10回/1分)

この方法を試した理由

音声と文字を結びつける『音声知覚』と英文の意味を理解する『意味理解』のための自主トレが必要と考えたからです。スポーツで例えると、テニスやゴルフでも素振りの「型」の練習に加えて実際のボールを繰り返し打つ練習をしないとボールを正確に捉える感覚は身につきません。英語も同様にお手本となる音声に合わせてスクリプトを見ながら音声をまねることが大事です。「聞き流す」だけではダメなのです。


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