オーバーラッピングの繰り返しで英語脳
英語でおしゃべり大好きシャベリンです。
社会人になると仕事で忙しくても、遊びに行きたい、趣味もやりたい、彼女もつくりたいのにプライベートな時間まで割いて英語学習を続けるのはなかなか大変ですよね。
TOEIC試験、スポーツ、楽器などのスキルアップに「継続は力なり」とは言うけれど、『繰り返し』練習ってなかなか続けられないよね。TOEICスコア700点以上で会社から報奨金が出るとか、会社主催のテニス大会で優勝して同期入社の女の子にかっこいいとこ見せたいとか、納涼祭でバンド演奏して目立ちたいとかの「飴」がたくさんもらえるケースか、あるいは楽天みたいに一般職でも全社員がTOEICスコアを600点以上とらなきゃいけないとか、会社の付き合いゴルフコンペでゴルフを覚えなきゃいけないっていう「ムチ」を打たれるケースとかなら『繰り返し』練習も続けられるのかな?
いずれにしても短期間にスキルを上げるには、自主トレでの『繰り返し』練習が欠かせないと思うんだけど、なぜか最初からTOEIC対策スクールやテニススクール、ギター教室などに通ったりしちゃうよね。基本を学ぶとか体験してみるためにやってみるのは良いことだとは思うけど、短期間に上達できるとはとても思えないんだけどどう思います?
英語の『繰り返し』学習ができないのはなぜ?
- 皆さんは「聞き流す」を繰り返すだけで英語が聞き取れ、意味が理解できるようになると思いますか?
- 週1回の英会話学校や30分程度のオンライン英会話だけでどれだけ定型文の繰り返し練習ができるの?
- ニュースを聞いたり海外ドラマを繰り返し見続けるだけで聞き取れ、意味が理解できるようになるのかな?
英語は座学で学べると信じている
高校・大学受験を通して英単語・英文法を覚えて英文読解をたくさんこなしてきたから勉強を続けてさえいればいつかTOEICで700点の壁を越えられると信じている。
単純な繰り返し練習はつまらないから
音読なんてつまらない。ましてや社会人になっていまさら中学英語程度の音読おすすめ本なんて繰り返し読めないし、日本人学習者向けにリライトされた「ラダーシリーズ」の「不思議の国のアリス」なんか読めるかと思っている。
とにかく実践で場数を踏めばよいと信じている
実践で場数を踏みさえすれば、そのうち聞き取り、話せるようになるだろう。最初はサバイバルイングリッシュでも大丈夫。ニュースや海外ドラマ視聴とかの回数を重ねればいつか聞き取れるようになると信じている。
英語『繰り返し』学習のカギ
それは、『オーバーラッピング』の『繰り返し』です。
オーバーラッピングは英会話に求められる能力を総合的に鍛えてくれる学習法です。リスニング・スピーキング・リーディングが、有機的に関連する形で身につきます。
『オーバーラッピング』することで音声と文字を結びつけ意味を理解することができるので英語が聞き取れるようになるのです。社会人になってから英文読解で覚えた英単語をコミュニケーションで使えるようにするためには音声と文字を結びつける『音声知覚』と英文の意味を理解する『意味理解』のための自主トレが必要です。1つの例文を最低でも『10回』くらい『オーバーラッピング』しないと脳内の音声知識データベースには定着しないと思います。脳内に『英語脳(英語回路)』を作るにはインプットとアウトプットを何度も繰り返す必要があるのではないでしょうか?
リスニング力が鍛えられる
英語の音声を耳にしながらスクリプトを参照することにより、音声情報を文字情報と関連づけて把握できます。「この文章がこう話される」という勘どころが身につくわけです。正しい発音やイントネーション、リズム、語彙力を含めた聞き取り力が上がります。
スピーキング力が鍛えられる
英語コミュニケーションには発話(スピーキング)が欠かせませんが、日本国内の普段の生活で英語を使って話す機会はほとんどありません。まずは、声に出す練習が必要です。発音とイントネーション、リエゾン、さらに間の取り方も改善されます。
リーディング力が鍛えられる
音声に合わせてスクリプトを読むことは意外と大変です。じっくり読んで文型を解釈する暇も、手前の語句にさかのぼって意味を確認する暇もありません。自ずと、素早く読む、読み返さない、文章を語順通りに読んで解釈していく、という読み方が鍛えられます。
おすすめトレーニング
使用した教材
- 『DUO3.0』
- 『DUO3.0 / CD復習用』