風にまかせてシャベリン

独学で英語を喋れるようになるための学習方法

発音とリスニングは歌でマスター

英語でおしゃべり大好きシャベリンです。

英語の学習方法って本当にたくさんありますよね。

◆学習本系

  • 受験参考書(速読英単語、Forest)
  • 発音、英単語、英文法の学習本(英語耳、DUO、一億人の英文法)
  • TOEIC学習本(金のフレーズ、公式&パート別問題集)


◆メディア系

  • NHKラジオ、テレビ英会話
  • 英語雑誌(English Journal、CNN English Express
  • ニュースサイト(BBC、CNN、NHK WORLD-JAPAN)


◆ネィティブ系


他にもオーディオブック、英語学習アプリなど、上記以外にも様々な学習方法がありますが、時間もお金も限りのある働く社会人を対象に3つに分類してみました。また、教材もシャベリンが経験したものも含めて学習方法としてよく取り上げられるものを掲載してあります。

確かにどの学習方法もそれなりに効果があるのですが、最大の問題点は、英語の基礎となる『発音』・『基本英単語』・『基本英文法』をネィティブのスピードで理解し運用できる『英語脳』(英語の思考回路)を構築できないことではないかと思います。皆さんは中学英語で学んだ『基本英単語』・『基本英文法』を使ってネィティブのスピードで自在に聞き取り・話せますか?

アメリカやイギリスなど英語圏の子どもたちは「フォニックス」で英語を学びます。英語の「スペリング」と「発音」の間にある法則を学ぶことで、英語の正しい読み方を簡単にマスターすることができるのです。a,b,cはエー、ビー、シーではなくェア、ブ、クと発音することで文字を見て発音が理解できるようにしています。

例えば、at で終わる単語を使った学習ですが、最初に動物とマットのイラストを見せながらェアと発音する文字cat,rat,bat,mat,fat,satを覚え、次に「一匹の太った猫がマットに座った。」A fat cat sat on a mat.とセンテンスで覚えていきます。そして猫の2度目の登場では「その太った猫がそのマットに座った。」The fat cat sat on the mat.とaとtheの違いを理解させながら物語を展開していきます。

このように英語学習の初期の段階では、文字のイメージと音声のリンクが必要なのではないでしょうか?

 

ネィティブのように英語を理解運用できないのはなぜ?

  • 学習本系の教材で長いこと勉強し続けてきたけどTOEICの点数が伸び悩んでいるのはなぜかな?
  • メディア系の教材で聞き取りや語彙力には自信があるのにネィティブを前にするとなぜ簡単な英会話もできないの?
  • ネィティブ系のものをベースに学習しているのに難しくて聞き取れない・話せない・読めないのはなぜかな?

『英語耳』ができていない

英語は日本語に比べて発音数も多くイントネーション・リズムも異なり、文字を見ても正確な発音がわからない(orangeがオレンジではなくオーリィンジに聞こえる)のに加えて、音声変化(リンキング・リダクションなど)にも慣れておかないと聞き取れません。

『英語脳』ができていない

英語をリスニングするときに音声を自然に『音声知覚』できるようになるまで『英語脳』(英語の思考回路)を鍛えないと『意味理解』の処理まで追いつけません。そして英語は英語の語順のまま自動的に理解できるようにならないとネィテイブの通常の話すスピードに『英語脳』がついていけません。

洋楽を歌えば『英語脳』ができる

それは、『洋楽』を歌うことです。

「歌詞」を見ながら原曲の音声に合わせて『洋楽』を歌うことで『オーバーラッピング』の繰り返しを「習慣化」できるので正しい『発音』を意識しながらイントネーション・リズムも含めた「音まね」ができるようになります。また『定型フレーズ』を何度も歌うことで『パターンプラクティス』を繰り返し行うことになるので『スピーキング』の練習にもつながります。

その結果として『発音』・『基本英単語』・『基本英文法』が自然に身につくのではないかと思います。『英語脳』を構築するには「基礎トレ」✕「繰り返し」✕「継続」が重要だと思いますが、『洋楽』を歌えば、楽しみながら「基礎トレ」の「繰り返し」を「継続」できるのではないでしょうか?

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『英語耳』は『発音』トレーニングで鍛えよう

日本語に比べて英語は発音数が多い上に音声変化(リンキング・リダクションなど)やイントネーション・リズムも異なります。英文読解で覚えた英単語をコミュニケーションで使えるようにするためには母音・子音ごとの『発音』トレーニングと音声と文字を結びつける『音声知覚』のための自主トレが必要です。『発音』トレーニングをした後に『オーバーラッピング』を行うことで正しい『発音』を意識しながらイントネーション・リズムも含めた「音まね」ができるようになるので「リスニング」のための『英語耳』が鍛えられます。

『英語脳』は『オーバーラッピング』の繰り返しで『自動化』しよう

「リスニング」をするとき、脳内では『音声知覚』と『意味理解』という2つの処理プロセスに分かれています。『音声知覚』とは英語の音を聞いて、自身の「英語知識データベース」と瞬時に照らし合わせ、それが何という単語かを「知覚」するプロセスです。『意味理解』とは「知覚」した単語を基に、文全体でそれがどういう「意味」かを「理解」するプロセスです。音声と文字を結びつける『音声知覚』と英語を英語の語順のまま『意味理解』する『英語脳』を構築して「英語知識データベース」の参照を『自動化』するには『オーバーラッピング』の繰り返しが最適です。

おすすめトレーニング(初級~中級者向け)

使用した教材

  • 『英語耳ドリル』

レーニング内容

  • 『Fly Me To the Moon』を歌う

  毎朝15分で5回歌う(3分/1曲)

この方法を試した理由

『英語耳』で『発音』トレーニングを一通り終えた後に『発音』を定着させるために『英語耳ドリル』の中の最初の課題曲である『Fly Me To the Moon』を何度も歌いました。毎朝出勤前に5回歌うことで1ヵ月で100回程度歌うことができたので発音・イントネーション・リズムを自然に身につけることができました。

shabeling.hatenablog.com
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