風にまかせてシャベリン

独学で英語を喋れるようになるための学習方法

「プログラミング」✕「英語」はレアカード

英語でおしゃべり大好きシャベリンです。

3月に入り、ひな祭りも過ぎて、だんだんと春らしくなってきましたね。この季節は、卒業間近の学生の方々にとっては、入社式に向けて期待と不安が入り混じっている時期ではないかと思います。昨年同様、今年もコロナによって大きな会場での卒業式セレモニーなどが開催されないところも多く、気持ちの整理もつかないまま、仲間との別れと共に新たな旅立ちの日を迎えることになるのでしょうか。

シャベリンも30年以上前のことになりますが、大学を卒業後、京都を離れ、地方のメーカーに就職。新卒・一括採用後、数ヵ月の新入社員研修を経てから職場に配属されました。いわゆるメンバーシップ型雇用ですね。一応、人事から希望の業務とかは聞かれたけど、結局、その頃一番勢いのあった事業部に配属されてしまいました。

小学校で「プログラミング」は必修化、「英語」は科目

2020年から小学校で本格的に導入された「プログラミング」「英語」
「プログラミング」必修化され「英語」科目となりました。

「プログラミング」はプログラミング的思考を学ぶことで問題解決型思考につながり「英語」はコミュニケーションの基礎を学ぶことで実践的な英語力につながります。

これは、人口減少の避けられないこの日本において、ただ単にIT人材不足解消のためだけではなく、「論理的思考力」「情報発信力」を身につけることが未来の社会に適応し世界中でビジネスを進めていく上での喫緊の課題になっているからだと思います。

そして、これらを学ぶメリットは、この2つのスキルが、文系、理系に関わらず、世界中で共有できるスキルであるため、このスキルの掛け算が、世界とつながるための計り知れないインパクトをもたらすことです。いわゆるグローバル社会における「読み・書き・そろばん」に相当する「IT・英語リテラシー」を身に付けられることが最大のメリットではないかと思います。

ただ、残念なことに「日本」においては、「プログラミング」は、根暗、オタク、長時間労働的な「理系イメージ」「英語」英語講師、通訳・翻訳者等の語学専門的な「文系イメージ」です。これからの世界市場において、1億人の日本から75億人の世界へあなたの「スマホ」一台から誰もが情報発信できる時代なのに、日本では、両スキル共にまだ「少数カード」、ましてや両スキルを掛け算した「レアカード」の人はどれくらいいるのでしょうか?

「プログラミング」✕「英語」はレアカード

大学の専攻は、電気工学科でしたが、配属された先は、半導体事業部。
半導体って何?この「黒い毛虫」のようなものは何なんだ?

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家電製品やその内部の基板とか波形モニターとかを想像していた私は、半導体製造のクリーンルームと設計CADしか置かれていない職場に驚いたのです!半導体を電子機器内部に組み込まれている基板上の単なる電子部品(トランジスタ、抵抗、コンデンサー)程度にしか思っていなかった私は、この「黒い毛虫」の中に音声・通信・画像の処理回路が入っているなどとは想像もしていませんでした。

この「黒い毛虫」の正体はLSI(大規模集積回路)」です。LSI(大規模集積回路)」は、今ではスマホ、パソコン、家電、自動車等ありとあらゆる電子機器の中に組み込まれていて、存在すら意識しないで使っていますが、当時は、まだアナログ全盛の時代で、テレビもステレオもアナログだったし、デジタルといえば、電卓とゲームオタクが使い始めたパソコン(PC-8801)程度でしたから。

その後、事業部内の業務をオン・ザ・ジョブ・トレーニング(On The Job Training)と称して、いろいろ経験させてもらいましたが、やがて同期入社した新入社員もそれぞれ大学4年生時の卒業研究テーマに近い内容の職務にアサインされていきました。ところが、私と電力関連の研究室にいた同期社員の二人だけは、職務が決まらず残っていたのです。

私が大学で所属していた研究室の技術分野は計測工学でしたが、その年は、研究室で初めてソフトウェアチームを結成した年で、そのメンバーの一人としてBASICプログラミングを書くことになったのです。この経験が評価されたのか、私の方は半導体の設計CADの開発の職務を任されることになりました。ちなみにもう一人の同期社員は、液晶関連の職務にアサインされました。

半導体の回路設計が自動設計に移行する黎明期だったこともあったせいか、シャベリンは、いきなり技術部長の直属で設計CADのデザインキットを開発することになってしまったのです。いわゆる「特命係」ですね。まるで、刑事ドラマ「相棒」のような個室(CADルーム)を用意されて、相棒の亀さんすらまだいない杉下右京さんのような孤独な闘いが始まりました。

後日、最先端の設計CADが新規に導入され、開発を開始することになったのですが、なんとマニュアルが全て英語!米国製の設計CADで外資系の商社から導入したものだったからです。そして日本語のドキュメントは、簡単なチュートリアル(指導書)のものしかありませんでした。

大学4年生のときに「プログラミング」は、BASICで100ライン書いた程度、「英語」も英検2級程度だったのに、当時のエンジニアとしては「プログラミング」も「英語」もレアな部類のスキルだったのでしょうね。どの大学もまだ情報工学部を開設しておらず、エンジニアが英語を使う機会もあまりない時代でしたからね。いずれにしても「プログラミング」✕「英語」スキルの掛け算という「レアカード」をひかされることになってしまったのです。

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shabeling.hatenablog.com
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