発音と音読で英語耳
英語でおしゃべり大好きシャベリンです。
30歳で初めて受けたTOEIC試験の結果はトホホの400点。2年程度で600点前半までアップしたけれどその後10年以上ずっと停滞したまま。それでもぼちぼちと英語学習を続けてきたけれど試験対策の度に「付け焼き刃だねぇ~」と妻に言われ続けてもう30年。当時は呪文のようにしか聞こえなかったリスニングも今では母国語のようです。
振り返れば45歳の時、会社からの帰宅途中でたまたま立ち寄った書店で偶然手に取った1冊の本にヒントを得て英語学習方法を見直したことがきっかけです。
そのタイトルは『脳トレ』でおなじみの『川島隆太教授の大人の英会話ドリル』。日常英会話の音読を行うドリル形式の教材でしたが、その中に掲載されていた『黙読』と『音読』による脳の活性度の違いのイメージ図に衝撃を受けたのです。『音読』によってなんと脳の70%が活性化されるのです。
英語が上達しないのはなぜ?
- 皆さんは、中学、高校、大学と10年間も英語を勉強し続けてきたのに簡単な日常英会話もできないって不思議だと思いませんか?
- 難解な英単語や英文法を覚えて長文読解までできるのに海外ドラマの子供のセリフさえ聞き取れないのはなぜでしょう?
- 同じアジア圏なのに香港、シンガポール、フィリピンの人たちはなぜ英語をしゃべれるのでしょうか?
日本語と英語は真逆な言語のため
◆発音
日:母音5個、子音16個
英:母音24個、子音24個
◆単語
日:文字を見れば発音が分かる
英:文字を見ても発音が分からない
◆文法
日:語順が変わっても意味が分かる
英:語順が変わると意味が分からない
英語教育方法が異なるため
◆学習の目的
日:文献を読むための英文読解力
英:コミュニケーションスキル
◆主要な学習方法
日:リーディング、ボキャブル
英:リスニング、スピーキング
◆教員の英語スキル
日:英語で授業できない
英:英語で授業できる
英語上達のカギ
それは、『発音』と『音読(オーバーラッピング)』です。
最初に発音トレーニングを行った後、教材のリスニングの音声を聞いてスクリプト(文字)を見ながら同時に音読(オーバーラッピング)することで音声と文字を結びつけながら英語を英語の語順のまま理解できるようになるのです。
知らない『発音』は聞き取れない
日本人に馴染みのない英語の『発音』は脳にとって雑音でしかないのでカタカナ英語に類推されます。Apple ➡ アップルではなくてアッポーと聞こえます。
『音声知覚』は音声と文字のリンク
日本語に比べて英語は発音数が多い上に音声変化(リンキング・リダクションなど)やリズム・イントネーションも異なります。英文読解で覚えた英単語をコミュニケーションで使えるようにするためには音声と文字を結びつける『音声知覚』のための自主トレが必要です。
『意味理解』するには語順が重要
英語は語順が変わると意味が分からないので英語を英語の語順のまま理解する『音読(オーバーラッピング)』が学習方法として最適です。英文読解のための『黙読』から学習をスタートすると日本語の語順で返り読みする『訳読』のクセがついてしまいます。
おすすめトレーニング
使用した教材
1.『英語耳』
2.『DUO3.0』
『DUO3.0 / CD復習用』
この方法を試した理由
TOEIC試験対策として語彙力を強化するため購入したDUO3.0に付属していたCDを初めて聞いたときに20%くらいしか聞き取れなかったからです。読めば80%程度知っている単語ばかりなのになぜ聞き取れないのか当時は理由がよくわかりませんでした。
『川島隆太教授の大人の英会話ドリル』をやった後に音声知覚できる音声語彙が不足しているのではないかと考え改めて『発音』と『オーバーラッピング』トレーニングを行ったのです。単なる『音読』ではなくて『オーバーラッピング』を行ったのは、発音やリズム・イントネーションをまねるのに音声が必要と考えたからです。その結果、次のTOEIC試験で750点をとることができました。
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