発音ができるとリスニングができる
英語でおしゃべり大好きシャベリンです。
有名な童謡「赤い靴」には「異人さんに連れられて」という歌詞があるよね。子供の頃は「いい爺さんに連れられて」良かったじゃん!と勘違いして聞いていました。子供だから「異人さん」という言葉を知らなくて「いい爺さん」という知っている言葉に置き換えて聞いてしまっていたのですね。私たちの脳は、知らない言葉を知っている言葉に勝手に置き換えてしまう性質があるのです。
英語を聞くときも似たようなことが起こっています。日本人が英語を聞くと、自分のよく知っている音である「カタカナ」に置き換えて聞いてしまいます。「ウォーター」が「ワラ」に聞こえたりするし、逆に海外のレストランで「vanilla(バニラ)」味のアイスを注文したら「banana(バナナ)」味が出てくるかもしれません。カタカナの「vanilla(バニラ)」だとアクセントの位置が先頭にあることとvの発音がbに聞こえるためですね。
英語が聞き取れないのはなぜ?
- 皆さんは「聞き流す」だけで英語が聞き取れるようになると思いますか?
- 週1回の英会話学校や30分程度のオンライン英会話だけでどれだけ話が聞けるの?
- ニュースを聞いたり海外ドラマを見続けるだけで聞き取れるようになるのかな?
子音や母音の発音
英語には日本語にない発音が存在します。日本人には馴染みのない音はカタカナに置き換えて聞いてしまいます。
音声変化
英語の音は文章になると変化します。複数の単語をなめらかに発音するときに単語の前後がつながったり、音が省略されることを身につける必要があります。
英語のメロディ
英語のメロディとは、文のイントネーション、単語のアクセントなどの発音全体のことで、これをプロソディ(Prosody)と言います。日本語には日本語特有のプロソディがあり、英語には英語特有のプロソディがあります。
英語『聞き取り』のカギ
それは、ずばり『発音』トレーニングです。
発音することで音声と文字を結びつけることができるので英語が聞き取れるようになるのです。社会人になってから英文読解で覚えた英単語をコミュニケーションで使えるようにするためには音声と文字を結びつける『音声知覚』のための自主トレが必要です。
知らない音は知っている音に置き換わる
日本人の頭の中では、聞いた英語がいったんカタカナに置き換えられます。これは日本人が英語の正しい発音を知らないためです。
音声変化も聞き取れない原因
実際の会話では、子音や母音をひとつずつ丁寧に発音しているわけではありません。むしろ通常のスピードでは、音が変化したり結合して消えたりするのが普通です。
英語にはメロディがある
発音と音の変化について学んだら、次は英語独自のアクセントやイントネーションを身につける必要があります。プロソディが習得できると会話が通じやすくなるだけでなくリスニングにも効果があります。