風にまかせてシャベリン

独学で英語を喋れるようになるための学習方法

人生100年時代にライフシフトなんてできるの?

英語でおしゃべり大好きシャベリンです。

社会人デビューしたての頃って「あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、もっともっとしたい(ブルーハーツ/夢)」と思っていても、新人は、仕事で覚えなきゃいけないことも多く、専門スキルや資格取得の勉強もあるのに、お誘いも断りづらいから、なかなか時間がとれませんよね。遊びに行きたい、趣味もやりたい、旅行もしたい、デートもしたいのに、会社側はTOEICスコアの最低基準なんかを提示してくる。さらに、結婚して子供ができたりすると、家族サービスで時間もとられる。そして、30代半ばも過ぎて、最初の中間管理職になるチャンスもライバルに奪われてしまうと「限られた時の中で、どれだけのコトが出来るのだろう(AI/Story)」と半ば諦め状態のまま、惰性で仕事をしている方も多いのではないでしょうか?

人生100年時代の資産形成

2017年の流行語大賞にもノミネートされ「人生100年時代」の火付け役ともなった「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン)」というベストセラーとなったビジネス書のことを覚えているでしょうか?本書によると、世界の平均寿命は10年に2~3年のペースで伸び続け、日本では、2050年までに100歳以上の人口は100万人を突破する見込みで、2007年生まれの子供の半数が107歳まで生きるとの予測です。寿命が100年の時代を前提にすると「教育→仕事→引退」の「3ステージ型」の人生は崩壊してマルチステージの人生に移行するので、有形資産(マイホーム・貯蓄等)に加えて3つの無形資産=生産性資産(スキル・知識等)、活力資産(健康・人間関係等)、変身資産(自分のアイデンティティ・人的ネットワーク等)を築いていかなければならないと筆者は提唱していますが、そんなこと可能なのかなって疑問がわいてきます。

「鶴は千年、亀は万年」そして「人は百年」と言いたいのでしょうか。鶴の寿命は20~30年、亀の寿命は50年、ゾウガメでも100年程度。「長寿でめでたい」という意味で使われていますが、本当は、仙厓義梵という禅宗の僧が残した言葉で「先年あるいは万年生きられるかわからないが、天から授かった寿命を全うしよう」という意味です。全ての人が、100歳まで健康で文化的な生活を送れるのなら、幸せな人生と言えるのでしょうが、 少子高齢化が避けられず有形資産すらどんどん目減りしていく日本において、現在の雇用環境でどうやって無形資産を築いていけるのでしょうか?生活のために日々、日銭を稼ぎながら、新たなスキルを身につけて、複数のキャリアを形成したり、自分の夢だけを追い求める生き方は、一部のエリートや資産を持っている方を除いて、大多数の方には難しい生き方ですね。

行政機関には頼れない

一方、行政機関の政策は、どこも似たりよったりで、企業・工場誘致や地域の特産品・観光資源等を活かすために道路、鉄道、空港などの整備や、健康とか文化的な町とかいう名目のスポーツ施設や郷土博物館とかの箱ものばかり立てたがるけど、そんなお金があるのなら、小中学校への一人一台のPC導入だけのインフラ整備ではなくて、市民全員がITで情報発信できたり、英語で日常会話ができるような無料のスクールを開設してもらったりした方がはるかに役立つと思うんだけど、ソフトパワー的なことを行政機関はなぜかやりたがらない。起業の仕方とかファイナンスについても教えてくれれば、複数のキャリアを築くきっかけになるかしれないのに。

人生なんてあっけないね

「人生なんてあっけないね、まして若さはあっちゅう間(椎名林檎/長く短い祭り)」。そうだとしたら、ライフシフト」なんてことは考えずに、若いうちになるだけ早く短期間で習得できてコスパの高いスキル」を身につけて実践で使うことです。特に『英語スキル』は、ITとのシナジー効果も高く、5G以降は、さらに高速、大容量、低遅延でマルチ接続可能なコミュニケーションが取れるようになってくるでしょう。『IT』✕『英語』が進化すれば、国も地域も地位も年齢も性別も関係のない、本当に自由で民主的な世界が実現していくと思います。例えば、あなたにとってはローテクで何の役にも立たないと思っているスキルでも「アフリカ」のようにこれから発展していく国においては宝のようなスキルばかりのはずです。ネットを介してP2P(Peer to Peer)で個人と個人が繋がる時代になれば、国家や企業に頼ることなくお互いのスキルをシェアし、助け合って生きていく社会が実現するのではないでしょうか?


shabeling.hatenablog.com

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